【格闘技】長州が藤波とのライバル対決に連勝=リキプロ
長州力率いるリキプロの2010年第1弾大会「LOCK UP」が17日、東京・新宿FACEで行われ、超満員札止めとなる550人を動員した。
ドラディション12.15新宿大会に続いて「名勝負数え歌」が実現したメーンでは、長州力&初代タイガーマスクvs.藤波辰爾&ウルティモ・ドラゴンという豪華なメンバーが揃った。レジェンドトリオが黄金時代を彷彿とさせる豪快なバトルを繰り広げた試合は、長州組が藤波組に勝利した。また、全試合終了後には和田城功の引退セレモニーが行われ、和田は「ファンの皆さまとこれまで支えていただいた方々のおかげで自分はリングに立っていられたと思います。ありがとうございました」とリングに別れを告げた。
メーンでは長州と藤波のライバル対決が実現した。会場の盛り上がりが最高潮に達する中、試合開始から激しい攻防を繰り広げる両者は真っ向勝負の力比べを見せる。続いて登場した初代タイガーとウルティモが素早い動きでファンの歓声を浴びると、替わって入った長州がショルダータックル、フェースロックを攻勢をかける。再び長州vs.藤波となり、藤波はコブラツイストで絞り上げると、長州もブレーンバスターで反撃。白熱した戦いは、最後に初代タイガーがタイガースープレックスホールドを決めてウルティモから3カウントを奪った。試合終了後には、長州が引退試合を戦った和田をリングに呼んでがっちりと握手、5人で記念撮影を行った。
長州は試合後、第2の人生を歩み始める和田に対して「オレはある意味ではほっとしていますね。冷たく聞こえるかもしれないけれど、彼はわれわれの業界の中にはいない方がいいかもしれない。プロレスラーというのはなれるヤツとなれないヤツがいて、好きでも続けられない人もいる。彼はまじめな人間だし、次に目指すものに向かっていってほしいと思います。(自分の)側から離れていくのは寂しいですけど、これからも彼を応援してあげたいと思います」とエールを送った。
■リキプロ「LOCK UP」
1月17日(日)東京・新宿FACE 観衆550人
<メーンイベント タッグマッチ>
長州 力(リキプロ)、○初代タイガーマスク(リアルジャパンプロレス)
(8分46秒 タイガースープレックスホールド)
藤波辰爾(ドラディション)、●ウルティモ・ドラゴン(闘龍門)
<セミファイナル シングルマッチ>
●石井智宏(リキプロ)
(15分47秒 バックドロップホールド)
○永田裕志(新日本プロレス)
<第4試合 和田城功引退試合>
●和田城功(リキプロ)
(14分21秒 逆エビ固め)
○大谷晋二郎(ZERO1)
<第3試合 タッグマッチ>
邪道、○外道(いずれも新日本プロレス/CHAOS)
(19分03秒 スクールボーイ)
●ディック東郷(フリー)、日高郁人(ZERO1)
<第2試合 シングルマッチ>
○関本大介(大日本プロレス)
(9分02秒 ジャーマンスープレックスホールド)
●岡田かずちか(新日本プロレス)
<第1試合 シングルマッチ>
○吉橋伸雄(新日本プロレス)
(7分24秒 足取り腕十字固め)
●斉藤 謙(ZERO1)