【格闘技】【K-1MAX】3・27打倒キム・ヨナ!コスプレ長島が決意表明「MAXは数字を取らないといけない」

 3月25日(木)都内ホテルにて、3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament」の個別インタビューが行われた。トーナメント1回戦で名城裕司(KNETWORK国士会館)と対戦する長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)のインタビューは以下の通り。

ーー恒例になっていますが、今日は何のコスプレなんですか?

「『生徒会の一存』の桜野クリムです。特にテーマはないんですけど、前回のコスプレはキャラクターを間違ってしまったり、『TBSからの番宣か!』みたいなことを言われて、色々と叩かれたんですよ。だから初心に返って好きなアニメのコスプレにしました」

ーー今回は直前で対戦相手が変わりました。

「コヒさんが欠場すると聞いたのは試合まで2週間を切ってからです。まずコヒ(小比類巻)さんに対しては『何してんねん』って感じです。欠場するなら最初から出なくていいじゃないですか。プロとして失格じゃないですかね。コヒさんに対する率直な感想はそれです。しかもコヒさんは会見で『(長島)対策は立てていて、試合をすれば勝てた』みたいなことを言ってましたよね。そんなの言わんでいいやろって(苦笑)。こっちはむっちゃ迷惑がかかってるわけだから、謝罪だけすればいいのになと思いました。コヒさんはK-1 J-MAXのメインをやって、魔裟斗さんとのライバル関係でK-1MAXを支えてきた偉大な方だと思います。そこは尊敬していますけど、今回の欠場についてはそういう気持ちです。追い込み練習でスパーも終わって対戦相手が変わるのは迷惑ですよ。しかも変わった相手の名城選手はサウスポーだし。むっちゃ迷惑です」

ーー名城選手と対戦することは想像していました?

「コヒさんの欠場を聞いた時にリザーブマッチの選手が上がってくるんだろうなとは思ってました。それでTBSが使うのは名城選手だろと」

ーーこの段階で対戦相手が変わるのはかなり影響がありました?

「こういうのが初めてなんで、最初に聞いたときは焦りました。『嘘やろ? (小比類巻が)出ろや』みたいな。でももうそうなったんで、一晩寝て気持ちを切り替えました。翌日からはサウスポーの映像と3年前の名城選手のビデオを見ました。シルバーウルフで練習を見てもらっているヌアトラニーは『大丈夫』と言っていました。それをあてにはしてないですけど、何て言ったらいいんだろう…テンパッてますよ(苦笑)。

 ただ実は2年位前に名城さんとスパーリングしたことがあるんです。蹴りありのスパーリングでしたけど、強かったですよ。空手仕込の蹴りと、ボクシングの技術というよりも前に前に出る気持ちがあって、強いと思います。だから名城さんを舐める気持ちは一切ないですね。それに今でも『コヒ、コヒ』と言っていたら、コヒさんみたいじゃないですか。それに今、言い訳がましいことを言っていたら名城さんにも失礼です。気持ちを切り替えて、しっかり対策を練ってきました」

ーーどんな試合になると予想していますか?

「僕も前回の試合を反省しているんで、アホみたいな打ち合いはしません。でも攻める時はガンガン行きます。行く時はしっかり行って、大胆かつ繊細に。今回はクレバーに行こうと思っています」

ーートーナメントを勝ちあがれば1日3試合を闘うわけですが。

「スタミナはいけます。ダッシュ系のトレーニングを取り入れてやってきたんで。あとはKOしたいですね。KOしてスタミナを温存したいです」

ーーコンディションはいかがでしょう?

「いいと思います。今まで一番いいと思います。減量もあとは少し水を抜くだけで大丈夫です」

ーーコスプレする余裕もあるわけですね。

「僕の場合はもし減量で死にかけていてもコスプレはやらないといけないだろうなと思いますよ(笑)。むしろコスプレしていないと、『なんでコスプレしないんですか?』と聞かれてます。『亀田とKOはセットや!』というように『長島とコスプレはセットや!』です」

ーークレバーに闘いたいというのは、負けが込んでいるのでしっかり勝ちたいという気持ちがあるからですか?

「今は負けが込んでいるんですけど、クラウス戦は『やばい、やばい。クラウスが来た』みたいな。言い方は難しいですけど、そういう試合だったんです。でもその後のイェン戦がひどすぎました。ジャブをもらった時に『殴り合いしたるわ』みたいな気持ちで喧嘩みたいな試合になったんです。だからそこは反省しているし、その反省を活かしてクレバーに行きたいですね」

ーー自身のスキルアップには自信を持っていますか?

「はい。めちゃくちゃ実感してます。もし他の選手が僕が去年の技量で来ると思っていたら、僕が勝ちますよ。この一年でむちゃくちゃ変わった自信があります」

ーーもし一年前の自分と闘うことが出来たらボコボコに出来ますか?

「できると思います」

ーー日本のトーナメントが終わってからも拠点は東京にする予定ですか?

「それはあまり考えてないです。やっと東京で練習環境が整ってきたんで、多分、東京に残ると思いますよ」

ーー今回はMAX新時代にむけた大会だと思いますが、それに対する意気込みはありますか?

K-1MAXは崖っぷちじゃないですか。テレビ放送もキム・ヨナとかぶっているんで。各個人がキャラクターを持ってやらないと。僕には僕のキャラクターがあって、別にそれがテクニックならテクニックでもいいんですよ。だからポスト魔裟斗にはなりたくないし、でもK-1MAXが好きだからK-1MAXをなくしたくないんです。今回は(視聴率で)数字を取らないといけないと思うし、本当に衝撃を与えないとやばいでしょう。僕はそういう危機感を持って試合に臨みたいです」

ーーそういったインパクトを残せる自信はありますか?

「はい。それだけの練習をしてきましたから。あと最後に一言いいですか。今回は亀田選手の試合と一緒に放送されますけど、日本の誇りとかそういうのは亀田選手にやってもらいます。それで僕は格闘技に興味を持ってない人にチャンネルを変えさせたくないし、格闘技に興味がない人を引きこむような試合をやります。そういう試合を名城選手にも求めています」

FEG
K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜」
2010年3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
開場15:00 開始16:00

<全対戦カード>

▼メインイベント(第10試合) -70KG Japan Tournament決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者

セミファイナル(第9試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
VS
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2006&2007日本トーナメント優勝)

▼第8試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
小宮山工介(北斗会館/2008年RISING ROOKIES CUP 60kg級優勝)
VS
村浜TAKE HERO(大阪ファイティングファクトリー/K-1 フェザー級GP 1997優勝)

▼第7試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
中島VSTATSUJIの勝者
VS
山本VS日菜太の勝者

▼第6試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
城戸VS龍二の勝者
VS
名城VS長島の勝者

▼第5試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
渡辺一久(フリー/プロボクシング第52代日本フェザー級王者)
VS
DJ.taiki(Team Nakano/2002年全日本アマチュアシュートボクシング中量級優勝)

▼第4試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009第3位)
VS
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family/初代RISE 70kg王者)

▼第3試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
中島弘貴バンゲリングベイ・スピリット/Krush 70kgトーナメント2009優勝)
VS
TATSUJI(アイアンアックス/RISE DoA TOURNAMENT’05優勝)

▼第2試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
名城裕司(K NETWORK 国士会館)
VS
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2009ベスト16)

▼第1試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
龍二(リアルディール/第2代RISE-70kg級王者)

▼オープニングファイト第3試合 -70KG Japan Tournamentリザーブファイト 3分3R延長1R
小宮由紀博スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)
VS
久保薗ルイス(ブラジル/チーム・ルイス/WMAFミドル級王者)

▼オープニングファイト第2試合 大渡博之引退試合 3分3R延長1R
大渡博之正道会館
VS
内村洋次郎(パンクラス/イングラム/初代ZSTウェルター級王者)

▼オープニングファイト第1試合 3分3R延長1R
松倉信太郎バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg級トーナメント優勝)
VS
YUUKI(新空手・鷹虎)