【格闘技】新三冠王者の浜「強いチャンピオン目指す」=全日本プロレス一夜明け

 全日本プロレス両国国技館の一夜明け会見が22日、都内の全日本事務所で行われ、前日に小島聡を破り、史上最短となるデビュー1年4カ月で三冠王座を獲得した浜亮太が喜びを語った。

「まだ王者になった実感がわかない」と話す浜は、「まさか勝てるとは思っていなかった」と昨日の試合を振り返る。「お世話になった先輩」小島との対戦。176センチ、203キロの巨体を武器に攻め立てるも、逆に小島の猛攻にあい、耐える展開が続いた。
 それでも「無我夢中に戦った」浜は反撃を開始すると、リョウタハマーで3カウントを奪取。見事に戴冠を果たした。

 4月3日からは全日本プロレス春の祭典「2010チャンピオンカーニバル」が開幕する。三冠王者として迎えることについて浜は「チャンピオンは相撲で言えば横綱。ひとつも落とさず優勝できるように頑張る」と抱負を語った。
 会見に同席した内田雅之取締役は「同世代の諏訪魔や河野や嫉妬心を持っていると思う。追われる立場となってそれをどう乗り越えるか楽しみ」と期待を込める。さらに「(武藤敬司)社長が長期離脱しているので、浜がチャンピオンになってくれたのは安心材料。社運がかかっているのでこのままばく進してほしい」と続けた。

 この大きな期待に「あんまりメンタル面は強くないんで」と謙遜しながらも「これからはそういうプレッシャーを乗り越えていかないといけない。強いチャンピオン目指して頑張ります」と誓った。