3月20日(土)都内ホテルにて、アンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)とKJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)が囲み取材に応じた。両者は、3月22日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催されるFEG『DREAM.13』で激突する。

アンドレ・ジダ

――現在の心境はどうですか?

「しっかり準備してきた。また日本に来られて光栄だね。ウェイトも万全だよ」

――強化した部分はどこですか?

「相手がKJということでボクシングベースなので対戦することが嬉しいね。いいマッチメイクなので恩返ししたい。ボクシング、レスリングとバラエティーに富んだ練習をしてきたよ」

――KJ選手の印象はどうですか?

「彼はボクサーだが、パンチの応戦はやらない印象を持っている。計算されたスタイルだね。彼の試合映像はくまなく見ていていい試合になると自覚している」

――KJ選手はストライクフォースを代表してくるが、ジダ選手はDREAMに対して何か思いは?

「何を言われていなくても自覚はしたよ。KJはよその代表なので、自分はホームで戦うつもりでいる。いいマッチメイクなので恩返しでKOしたい。日本を代表してファンに恩返しするよ」

――どんなKOをイメージしている?

「私のファイトをみてるとわかると思うがパンチで圧倒したい。相手は自分のボクシングを忘れるほどびっくりすると思うよ」

――KJ選手とは身長差が9cmもあるが、どう闘いますか?

「対戦相手が背が高いことは試合内容に影響する。それを想定してトレーニングしたし、私にとって身長の高い相手の方がいい結果は出る」

■KJ・ヌーン

――今の心境はいかがですか?

「ワクワクしている。日本で試合することは自分の夢なのでかなり嬉しい。PRIDEがあるときに出場するサインをしていたがそれが実現しなく、今は夢がかなった感じだね」

――ストライクフォース代表としてこの試合に臨む意識はありますか?

「DREAMで試合したいし、ストライクを代表することにワクワクしている。ストライクフォースだけで試合をするのはよくないこと。ベストファイター同士が試合を見せることはいいことだと思う」

――DREAMライト級のイメージはいかがですか?

「ライト級は世界的にみても競争が激しいところ。日本でもいい選手が揃っている。自分の力、技を見せるいい機会だと思うよ」

――対戦するジダ選手の印象はどうですか?

「すばらしい選手。ベスト選手の一人だよね。MMA.K-1でもうまく試合をしていて、リスペクトしている。火花の散るような試合をしたい」

――初めての日本での試合ということでどういう試合をしたいですか?

「非常にエキサイティングな試合を心がけている。凄くトレーニングをしてきたので、いい試合を見せたいね」

――ジダ選手と同じくストライカーだがKOを狙いますか?

「トレーニングは全てやってきた。願わくはKOで倒して最後に右手を突き上げたい」

――青木選手が持つDREAMタイトルへの興味はありますか?

「ベストな相手とベスト試合をしたい。そのときに強い選手とやりたいね」

――4月に対戦する青木VSギルバート・メレンデス戦の勝敗予想は?

「二人とも素晴らしい選手。お互いの戦い方は違うが、私はどちらともやりたいね。一番強い相手とやりたい」

――PRIDEの存在は自分の中でも大きいですか?

「PRIDEのことは、PRIDEのオーディションを受けて初めて知ったんだ。たまたま出たことで、MMAの選手としてのキャリアが始まった。それまでキックとボクシングをアメリカで3戦やっていて、その後に日本にくる予定だったけど、それがなくなって、私はボクシングにいった。違う組織でも試合ができたし、スキルが強くなった。今回このように来られたので、PRIDEが消滅したことは残念という気持ちはない」

――日本に来たのは初めてですか?

「次回くるときは日本語を覚えてくるよ。戦争の歴史をリスペクトしているし、格闘技の歴史も深い。来る前に描いていたイメージで変わったものはない。清潔な国であるし、また来たいと思う」

――尊敬している日本人選手はいますか?

「日本の選手全てをリスペクトしている。どの選手もトレーニングしてきているし、この世界でやっていくのは大変なこと。尊敬しているよ」

――格闘技を始めたきっかけは?

「私のプロキャリアは40戦ある。アマチュアは70〜120試合やっていて、父もプロファイターだった。70年代のキックボクサーで、PKAという団体でやっていたんだ。格闘技は生活の一部だったし、戦うために生まれてきたようなもの。今は自分の生活手段の一部さ」


FEG
「DREAM.13」
2010年3月22日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ
開場15:00 開始16:00

<決定対戦カード>

▼DREAMフェザー級タイトルマッチ
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム/王者)
VS
ヨアキム・ハンセンノルウェー/フロントライン・アカデミー/挑戦者)

▼DREAMヘビー級ワンマッチ
ジョシュ・バーネットアメリカ/フリー/パンクラス無差別級王者)
VS
マイティ・モーアメリカ/フリー)

▼無差別級ワンマッチ
ミノワマン(フリー/スーパーハルクトーナメント優勝)
VS
ジミー・アンブリッツアメリカ/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)

ウェルター級ワンマッチ
長南 亮(チームM.A.D.)
VS
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館

▼ライト級ワンマッチ
菊野克紀(ALLIANCE/DEEPライト級王者)
VS
弘中邦佳(マスタージャパン/ケージフォース・ライト級王者)

▼ライト級ワンマッチ
KJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)

▼DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗パンクラス稲垣組/パンクラス初代フェザー級王者)
VS
コール・エスコベドアメリカ/Pacific Martial Arts)