【格闘技】リオン勝利も調整ミス反省、5月の防衛戦相手に日沖を指名=修斗

 プロフェッショナル修斗の2010年第1弾大会が23日、東京・後楽園ホールで開催された。

 セミファイナルには世界ライト級王者リオン武が登場。5月30日のJCBホール大会で王座防衛戦を行うことが目されるリオンは、その前哨戦としてアメリカのジェラルド・ロバートと対戦した。
 しかしリオンは調整が上手くいかなかったか、減量のミスで前日計量をパスできず。なんとか当日の計量でパスして試合にはこぎつけたものの、その内容は「ちょっと力が入らなかった」と反省の弁が口をつくものとなる。
 1Rから右ローを決めロバートの足を潰していったリオンだが、得意の右ストレートはなかなかクリーンヒットを奪えない。1・2Rともテークダウンして寝技で攻めたリオンだが、いずれも時間が足りずにタイムアップ。
 決め手を欠いて判定決着という嫌なムードも漂い始めたが、3R開始早々にテークダウンを奪ったリオンは、マウントポジションに進め残り49秒で腕十字を極め一本勝ち。

 王者らしからぬ調整ミスに試合後は苦笑いしたリオンだったが、「5月はちゃんと仕上げてくるので日沖(発)選手選手とやりたいと思います」と、いまだ実現していない“修斗の子”との対戦をリング上から呼びかけていた。